160829 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

青い空の下で

障害にきづいたとき

グリーン01



友達とうまくいかない、言葉が少ない、勉強も遅れ勝ち、でも単に頭が悪いとも思えない、何かもどかしいものを感じながらこういう個性なのかと思わざるをえないで日々が過ぎ、5年生の学年末を迎えました。

週に1回通っていたきこえの先生と最後の面談に行った時のことです。先生に

「この子は一応年相応の本も読めるし、記憶力が悪いわけでもないし、何故色々なところでうまくいかないんでしょうか。」と尋ねたところ、
「やはり、何か障害があるのでしょうね。」という答えが返ってきました。

障害という言葉が返ってきたのは初めてでした。

それまで同様の質問を担任の先生にも言葉の学級の前任の先生にもして来たのですが、
ADHD、LDの子どもは知っているけれどもっと顕著な特徴があるし、とか
どこかに引っかかっているようですけれど、何なんでしょうね、とか
性格でしょう、というような答えでした。

この言葉の先生は以前の先生が移動されて1年前から担当して頂いた方でした。その前の先生はとてもいい先生でりおもなついていましたし、担任の先生は持ち上がりでもう3年も同じ先生でした。その方たちに分からないのだからと内心あまり期待していなかったんですね。

先生は発達検査を勧め、りおの場合ということではなく、軽度発達障害の子供が予想以上に多いということが分かって、今、対策が急がれているというようなことを話してくれました。

面談の中で出てきたいくつかの言葉をキーワードにして、とりあえずインターネットで調べました。軽度発達障害、アスペルガーなどです。りおにぴったりあてはまるようなことはなかったのですけれど、ああ、こういう障害があるんだ、これのどこかにひっかかっているんだろうということはすぐに分かりました。

ネットを引っかきまわし、本を読んで、全体像が見えてくるのに1ヶ月位かかったでしょうか。病院に予約を入れ、診断を受けたのが6年生の6月。この面談から3ヶ月後のことでした。




© Rakuten Group, Inc.